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小西養鯉場&小西米プロジェクト The Odyssey 2020-10 鯉の里は米の郷

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此れは当社が、足掛け2年越に渡り特許庁に出願、手続きを進めて来た
『 小西米 』 『 龍の雫 』
両ブランドの、日本国内に於ける商標登録証です
平成30年12月7日出願日、令和元年10月11日登録日・・本当に長かったですね


王地株式会社 IR

2月5日付

王地株式会社 代表取締役会長

栗末茂雄で御座います


冒頭写真は、普段、皆様が何処かで耳にされた事は在れど

多分・・

1000人居たとして、998人は御覧にならない物でしょうね

本日は、ビジネスに於けるディ-プなコンテンツの一つを、皆様に御紹介 

『 商標登録証 』

そうです

出願者が、大抵の場合、特許商標事務所を通じて自らのブランドである商標

所謂、ブランドネ-ムや意匠、固有のデザイン等を出願し事前調査から始まり

長い長い審査を経て晴れて特許庁で登録、晴れて固有のブランド名や意匠等を

行使出来る範囲内で、日本国内に於ける権利者として、第3者対抗が出来るわけです


【 小西米 】【 龍の雫 】

当社には此の両ブランドが御座いますが、2つのブランドを登録に至るプロセスは

出願前の事前調査から始まり、その段階で、2つのブランドを登録に持ち込む迄

手法が異なりました。両ブランド共に、其のブランド名称もさることながら

パッケ-ジデザイン自体、実に強力なインパクトが在る訳です

事前調査の結果【 龍の雫 】については、同一名で登録が存在しないとかで

ブランドネ-ム其の物ズバリ【 龍の雫 】文字登録で申請することと成りました


さて、此処から手順がググッと変わります

【 小西米 】

商標として審査の上、其の侭、登録出来そうな感じですが

実は、そうは行かない・・

何故なら、登録以前に事前調査の段階で事細かい規定が在り

今回の事例では【 小西米 】は固有のブランド名称で、幾等、商品だと主張しても

【 小西米 】は固有の商品だけど、其処に小西と云う固有名称が存在する事が

出願規定に触れるとの事・・川角先生~オ~イ、一体全体何を云ってるの?


此れは出願規定の中で、社会に広く存在、偏在する名称、特に氏名については

登録自体が不可能との事で、一例を挙げれば、佐藤商事の佐藤社長さんが自らの社名を

商標登録しようにも、佐藤自体が氏名であり社会に存在しうる名前だから無理

だから山岡リ-スの山岡社長さんが同様の事をやろうとしても同じ結果となる訳です

では、日本に数件しかない珍名の方ならどうか?

氏名だから、何処迄も矢張り無理


其処で、どの手法で先に進めるべきか・・

今回の手続きを進めて頂いた、かわすみ特許商標事務所の川角栄二先生と協議

【 小西米 】オリジナル外装米袋のデザインを、商標名と稲穂を咥えた

紅白錦鯉を総合意匠出願する事で進めて来た訳です。出願を正式に受理され

特許庁で審査中の期間は、印刷物、広報であるホ-ムペ-ジ他の媒体等に

商標出願中の表現を行なっていた訳です。皆さんが何処かで手にされた商品等で

商標登録中なる表現が記載されていれば、当社と同様の段取りを踏んでいる過程

ああ、そう云う事で、あの様な表現だったのか・・そう云う時系列です


色、絵柄、名称を一元化の手法で進める。此れならば黒地に

ブランド名称、意匠としての紅白錦鯉全体が商標全体を示す事に為る

両ブランドが晴れて商標登録を完結、向こう10年間の権利行使を担保しましたが

派生商品を開発するにしろ、何処迄も権利者として当社のみの世界です


抑々

米を作付して販売展開するに、其処までする必要が在るのか?

同じ問いかけは、至る処で受ける訳ですが

数ある答えの一つとして

稲作と消費の臨界点、其処から始まる日本の向かう姿、ひたすら前のめり

広島県は、不思議な事に米も野菜全般についても、地元消費量と消費力が

中国四国九州まで含めた西日本で唯一、圧倒的な力を持ち、米については

県内生産量に対し消費量が多く、現在も他県から買い入れている状況です


此れは、以前も話した事ですが、西日本各地域は完全に米余りの状況

その唯一の広島で消費の転換点を迎え、小人口化、高齢化が一層加速すれば

飽和生産による慢性化の米余り・・

当然、政府買い入れ価格は、毎年切り下がる底なしの状況

不幸にも、そんな状況を迎えれば、生産者、生産地同士の勝者無き消耗戦・・

何時の日か、必ずやって来る将来予想をすれば、マスとしての内需頼みオンリ-は

飯用、加工用、業務用、何れにしろ危険極まりない訳で

広島に於ける総消費量の転換点が

向こう5年間の内、兆しとしての動きが3年間の内に散見されるかもしれない


其の一方で

消費とマ-ケティング、マ-チャンダイジング、マインドとの相関関係を

時系列を過去から現在、更に将来に向け分析、読みを入れた予想をするならば

上には更に上が在り、ちゃんとしたマ-ケットと顧客が確かに存在

逆もまた真なりで、下を潜れば更に下を、何処迄もキリは無し

腹の中に納まれば何でもイイヤ

安けりゃ安い程良くて、味は2の次3の次・・此の様な層も確たる厚み


此処からは、微妙でセンシティヴな部分を内在してるのだが


『 人は、一度でも真に良い思いや感動、更には心底美味しい・・

味わった経験が在れば、態々、美味しくも無い物を口にしたく無い・・


自ら上げたハ-ドルは、元の位置に下げたくない層がやはり確実に存在

そんな官能数値とも云える、ベ-スを引き上げた方々に、ほぼ共通するアイコン

安心、安全、信頼、美味しさ、手にする満足感

他にもマダマダ在るけど、代表的な要素でありキ-ワ-ド

この様な、特に食に対するメンタリティの高いユ-ザ-は

幾等、時代が変化しても

購買活動のクオリティを、落とす事は殆ど無い訳です


輸出とて、仕向ける地が異なるだけで国内販売と一緒!

【 小西米 】【 龍の雫 】

此の2つのブランドを愛し、贔屓にして頂ける顧客を如何に増やすか

言葉を変えれば、ファンになって頂くか

其の為の、歳月を費やすブランド形成の取組は様々であり

安心してお買い求めて頂ける為にも、取組の第一弾としての商標登録を完結

当社の企業姿勢として、揺るがぬ姿勢と情報を偏りなく示す事で

広く国内外の皆さんに

安心と信頼、更に手にする満足を提供する事が使命です

ブランドを強く大きく育て上げ、守る事は、顧客利益を担保する事でもあります

良いブランドイメ-ジを作る事は、長きに渡る良いビジネスが可能ですね


ブランドビジネスの何たるかを、大いに学べる師匠は

何と云っても共にビジネスを進める、株式会社小西養鯉場です

錦鯉一筋に昨年は何と、100周年を迎えました


広島にも、歴史ある企業が数々在りますが

流石に、1世紀を越えるとなると・・

ハ-ドルが極端に上がります。信用調査会社に因れば県内で750社弱とか

此れを多いと感じるか、矢張り少ないと感じるかは感想様々でしょうが

数字の中には、宗教法人も入っており、宗教法人を抜いた純然たる企業数では

グッと圧縮した数に落ち着くでしょう。思うに、1世紀を費やして築き上げた事は

時系列としての歴史、ノウハウ、人材、信頼、ブランドとしての錦鯉

小西養鯉場と云う金看板、ブランドと表現出来るでしょう


国内外を問わず、実に様々な場所から、年齢層を問わず

お客様が、丈夫で煌めく錦鯉を買い求める為、連日ショウル-ム詣です

先日、三篠小西ショウル-ムに【 小西米 】EU仕様を納品後

ショウル-ムでコ-ヒ-を頂きながらお話を伺い、成程と感じた事彼是

お客様は、単に錦鯉を買い求めるだけでなく、小西の錦鯉を通して

歴史、文化、世界観全てを織り込み、小西養鯉場と云う大きなブランドを

心底楽しみ、誇りに感じる流れに、身を置くのではないだろうか

だからこそ、安心して信頼して、止めとして手にする喜びが湧き上がる


其の為に費やす技術たるノウハウ、費用、膨大な時間と作業、絶やさぬ研究・・

鯉を米に置き換えれば、企業として王地株式会社が奮闘して突き進む姿と

些かも変わらぬ理念ではないだろう。ブランド其の物を育て上げる事は即ち

醸し出すイメ-ジを同時に育てる事と軸線は一緒、対の揚羽其の物ではないのか


敵を作る事自体は、一瞬の間が在れば事たりる

翻って、強固な信頼の元で、素晴らしい絆のお客様を作る事は

果たして、幾年月を要するだろう・・


あっという間に、会社として3期目が始まり、もう2ケ月

標無き世界を拓く事は、何処迄もスリリングで危険だらけ

安全確実御約束の冒険なんて、抑々存在するのか?

冒険は危ないからこそ、血が逆流沸騰し楽しいばかりだ

悪童は、時代が変われども、感覚的に此の点が分かっている

だからこそ、取組甲斐が溢れるのだ。此の道、長い!

では












by konishimai | 2020-02-05 18:46 | 小西米 龍の雫 について

北広島町今吉田(豊平地区)の美味しいお米「小西米」のオーナーブログです


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